大曽教会
上五島地区

明治１２年（１８７９年）に
木造教会が造られました。
大正５年（１９１６年）には
レンガ造りの教会が
完成しました。
入口は前に突き出た
レンガのアーチの
奥にあります。
塔は３層になっていて
上には８角形の屋根が
乗っています。
層の境や屋根の縁などは
レンガで凹凸をつけて
装飾しています。

両手を広げた
キリストが目の前の
入り江を見渡しています。
信徒を呼び込んでいる
ようでもあります。

教会の設計・施工は
五島での教会建設の
先駆者・鉄川与助です。

側面から見ると
黒い和瓦で葺かれている
屋根が見えます。
また、２層目の壁面が
板壁になっている
のが分かります。
左右の側面に門をつけ
建物を十字形にしてあります。

内部は身廊と側廊に分かれ
細い円柱を束ねたような
柱が並び　そこから
伸びた梁がアーチの天井を
支えています。
リブ・ヴォールト（こうもり）天井と
いわれる形です。
柱や梁の茶色と
壁・天井の白が落ち着いた
雰囲気を作っています。
（内部撮影は禁止と
されていますが　お許しください）

大曽教会は少し高いところに
あります。　そこから
小さな入り江が眺められます。
こうした浦々に
立派な教会があることが
不思議なことにも思えます。

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