ハザンを出て　３０分ほどたった時
川向こうで　農作業をしているのを見つけて　行ってみることになりました。
バスを止め　吊橋を渡って　彼らに近づきます。

刈り取りの済んだ稲を　脱穀しているところです。
闖入者を見つけて　こっちへ来い　というような仕草をしています。
大回りして　田んぼの中に足を踏み入れました。

民族衣装を見ると　ランテン・ザオ族のものです。
おばあさんは水牛係でしょうか。　つながれていない水牛を
落ち着かせ　なだめているようでした。

刈り取った稲は　周囲に積み上げてありました。
このかぶり物は　ランテン・ザオ族特有のものです。

道沿いの民家を覗いてみました。
竹を編んだだけの壁ですから　風が通り抜けています。
床には　きれいなタイルが敷きつめてありました。
これは　住居なのか作業場なのか　判断ができません。

昼前には　ヘブンズゲートと呼ばれる　峠道にかかりました。
この辺り　ドンガン高原は地質学的に貴重なところらしく
一帯が　地質公園として指定されています。

峠にあたる　ヘブンズ・ゲートを過ぎたところに　展望所があります。　標高は　１０００ｍほどです。
１４５段の階段を登ると　石灰岩質特有の小山の多い風景が　眼下に広がります。
右手におっぱい山と呼ばれている　２つ並んだ小山が見えています。　
谷の平地　左手に広がるのは　クワンバ　の町です。

おっぱい山の展望所から山を下ったところが　クワンバの町です。
こんな山奥の町にも　KARAOKE　の店があります。

今にも倒れそうな　家もあれば　新しそうな家もあります。
通りの両側に揃った家並みは　一見　宿場町の趣があります。

少数民族の多く住む
山岳エリアでも
町に住んで
商売をしているのは
ベトナムの多数派の
キン族が多いといいます。
この手の立派な建物は
だいたい　キン族の
人たちの好みのようです。

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