総集編

アメリカ国立公園の旅から

2010/06の旅

グランドキャニオン　１


グランドキャニオンは　コロラドプラトーという標高２５００ｍもある　広大な高地の真ん中を
割るように深さ１０００ｍもある谷をえぐって　コロラド川が流れています。
もっとも深い谷底は２０億年も前の地層だそうです。

グランドキャニオン国立公園の東の入口にデザートビューポイントがあります。
ブルーのコロラド川が　谷の底にあります。
谷の際にある塔の上に登って　見下ろすと　谷はいっそう深く見え
対岸のパイ皮のような岩が　ぐっと近くに見えます。

●　　●


夕日の時間に合わせて　ブライト・エンジェル・ロッヂの近くまで行きました。
そこから少し西に歩いたところに　谷に突き出た　Kolb Studio　という石小屋があります。　
夕日を見るため　崖の淵に陣取っている人がいます。

薄らともやのかかったようでしたが
谷の向こうにある岩山が　夕日を受けて赤く染まってきます。


岩肌が赤みを増すと
谷の底は逆に光を失って
薄暗く　沈んでしまいます。
太陽の動きは早く
見る見るうちに
赤いピークが色をなくします。


コロラド川まで下りてゆく　ブライト・エンジェル・トレイルが
テーブル状の山の上に見えます。
谷底まで下るには　１泊のコースだそうです。



ヤバパイロッヂは
ジェニパなどの林の中に
いくつもの宿泊棟が
並んでいます。
食事は少し離れた
レストランまで行きます。
スキー場にあるような
大きなビュッフェ式でした。

国立公園内を
このような巡回バスが
３系統も走っています。
公園内に入るには
入場料を払っているので
どの路線も無料で乗れます。
よく考えられたシステムです。

 


日の出を見るために　ヤバパイ・ポイントに向かいました。
切り立つ崖のすぐ近くに集まって　日の出を待ちます。

私たちのいるヤバパイ・ポイントは　峡谷の南側、サウス・リムになります。
対岸のノース・リムの空を　オレンジ色とブルーに染めた後、
５時２０分、テーブル状の山の上から　ちらっと太陽が顔を出しました。 


朝日を受けて崖は赤く染まります。
それはほんの少しの時間で　崖は赤みが薄れ　遠くの山は白っぽくかすんできます。


●　　●


ヘリでグランドキャニオンを
上空から眺めます。
若い美人パイロットが
１周　４０分のコースを
飛んでくれました。


崖っぷちがら見るのとは違って　コロラド川の真上を上流に向かって飛び
少し先で　左手に旋回　ノースリムの上空を西に向かいます。

真下を見ると　見たことのない砂（地層）の模様がありました。

峡谷の上はどこまでも平らなテーブルになっています。
コロラド川が　どうして高地を割ることができたのか　不思議です。

ご鑑賞ありがとうございました。


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