総集編

アメリカ国立公園の旅から

2010/06の旅

グランドキャニオン　２


グランドキャニオンの峡谷の縁に　リム・トレイルと呼ぶハイキングロードがあります。　
その西側にある　ウエスト・リム・トレイルを歩きました。
規模が大きすぎるので　歩いても歩いても　見える景色が　大きく変化しません。

公園内を走る無料バスを２つ乗りついで　
西の端　ハーミッツ・レストというところまで行きます。
そこから　崖っぷちの道を少し行くと　石小屋がありました。
谷の底を流れる　コロラド川がちらっと見えます。
ハーミッツ・レストは　仙人の休息所　という意味です。


谷の中の岩山は衝立のような壁を頭に乗せたビュートのようなものや
パイ皮を重ねたものが視界の限り続いています。
大きな岩山には　ブッダ・テンプルとか　シバ・テンプルとか
イシス・テンプル　とか世界の神々の名がついているようです。
どれがどれやら　ちっとも分かりませんが。


ハーミッツ・レストからバスで少し戻ったモハブ・ポイントからウエスト・リム歩きが始まりました。
谷の底を流れる青いコロラド川に白い波が見えているのはそこが岩場か急流になっているのでしょう。
手前側を見下ろすと白く見えるのは谷底に降りてゆく トレイルでしょうか
それとも流れの道でしょうか。コロラド川に落ちてゆく深い谷をえぐっています。


コロラド川は岩山を縫うようにカーブして　西に向かって流れています。
どうみても　大峡谷を造った暴れ川には見えません。

乾ききった　パイ皮の斜面にも　草木が少しずつ育っています。


ウエスト・リムトレイルを歩いていると　谷側にこの馬蹄形の岩がいつまでも見えています。　
人間の歩いている距離はほんのわずかだ　ということが分かります。


地層によって　岩の色が違っています。
多くは　赤茶ですが　左手の突き出た岩は　白です。


トレイルは崖の縁ぎりぎりに作ってあります。
入り組んだ崖っぷちに沿って　くねくねと曲がっていますから
同じような　川や岩山の風景を眺めることになります。


パーウエル・ポイントは　谷に突き出た白い岩の上にあります。
突き出たテーブルの上に　展望所があります。
下は　通り過ぎて振り返った　パーウエル・ポイントです。


ブライト・エンジェル・ロッヂの近くから
谷底に下ってゆく　ブライト・エンジェル・トレイルがあります。
谷底までは　１日半の工程と言います。

馬で途中まで下ってゆく観光客もいます。
右の斜面の白い道は　ハーフパイプのような谷を下っています。
素人観光客は　このあたりで引き返します。

ご鑑賞ありがとうございました。


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