総集編 ３

青蔵公路の旅から

２００６年７月の旅

茶カ → 都蘭

ジュピ峠は　標高３８１７ｍ。青海省の東と西を分ける峠です。

解放軍らしき一団が４駆を並べて　峠でひと休みしていました。

周囲は緩やかな起伏の山並みが続いています。

チャカはチベット語で塩のことです。　ここに最大の塩水湖があり

中国人民が６００年使える埋蔵量があるといいます。

目が痛くなるような　白い世界です。

トロッコの線路が湖の沖まで真直ぐに伸びています。

観光客もトロッコに乗って　湖の先へ先へと走ります。

しょせんトロッコですから　乗り心地はとんでもなくハードです。

こんなトロッコに塩を積んで　沖合いからストックヤードまで運びます。

採取している先端までは行けませんでしたが

働いている人たちはいたってのんびりムードです。

見るところ　水深は浅く　塩が４ｍも堆積しているといいます。

底の塩に光が反射して揺らめいて見えます。

生きているのか　死んでいるのか分らない

他では見ることのできない奇妙な風景なのでしょうね。

大きなクレーンのある所は まるで工場のようです。

採取した塩は専用の鉄道でゴルムドまで運んで精製します。

後ろの白い山は出荷待ちの塩です。
採取してしばらくは野ざらしにしておきます。

塩の町　チャカから　３６７２ｍの峠を越えて　都蘭へ向います。

少し標高が
下がったのでしょう

山が近く見え

涸れ川だったところに

小さな流れが
戻ってきます。

都蘭の町の中心です。道は広く　なかなか小奇麗な町でした。

広い歩道に面して商店が並んでいます。

木の下にいる女性は携帯で長電話をしているようでした。

広い歩道にビリヤード台が並んでいます。

他の町でもビリヤードはかなりの人気でした。

バイク（摩托・motou)はチベットでも主要な乗り物になっています。

マイクロバスで未舗装路を揺られて広い河原沿いの道を３０分。

着いたのは広い河川敷のようなところ。　
その山裾にぽっこり盛りあがった小山がありました。

急斜面を３０ｍほど登り小山の上に立つと　何もない平地の広がりが見えます。

熱水墓遺跡は紀元前６−７世紀に　この地を支配いていた　

吐蕃国の王と王妃の墓とされています。

堅牢な石垣が周囲を囲み　中央に大きな穴が開いています。

穴の下が墓ですが、調査用に天井を抜いたようです。

発掘品は青海省博物館に展示されています。

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