総集編 １１

青蔵公路の旅から

２００６年３月の旅

拉薩　１

道は広く　車の量は多く　建物もきれいですが

そんな中を　マニ車を手にした人々が歩いています。

写真では何度も見たポタラ宮ですが　

それがどんなところにあるのかイメージがつかめませんでした。

拉薩へ来てはじめて　周囲の様子が分りました。

ラサ川の中州にあるホテルの部屋から　ポタラ宮が見えました。

夜になると　ご覧のようなライトアップです。

ポタラ宮前の広場の大きさにまず驚きました。

２００５年８月に　一億５千万元をかけた大規模な整備が完了したばかりらしく　

白い石畳がまぶしく　光っていました。

何世紀もかけたとはいえ　こんな場所に　こんな壮大な建物を造った

チベット仏教の力はどこにあるのか　不思議でもあります。

ポタラ宮広場には

お土産売りのお姉さんが

バスから降りてくる

観光客を
待ちかまえています。

日焼け防止のマスクは

ちょっと異様に見えます。

花粉症の季節の
日本もきっと　
そう見えるのでしょう。

ポタラ宮内部の見学は時間が指定されています。

パスポートチェック、X線のセキュリティチェックを受けて塀の中に入ります。

塀の中に入ると　このアングルのポタラ宮が目に入ります。

ポタラ・ショルと呼ばれたところで　役人たちが住んでいたという名残でしょう

　普通に生活しているらしい家がありました。

緩やかな坂道・階段を

登って建物への白宮の

入口へ向います。

標高３６００ｍですから

すぐに息が

上がってしまいます。

内部に入って最初の

広場（デヤン・シャル）に
出ると女性たちの歌声が

聞こえてきました。

屋根の上で棒を
片手にした女性が
並んで歌っています。

屋根の修理をしていると

説明がありましたが

観光用なのか　
実際に工事をしている
のか分りません。

ポタラ宮の裏側に広がる　拉薩の町が見えます。

ポタラ宮が　ラサ川に面した広い平地に　ぽこっと飛び出た岩山を覆うように

建っているというのも　ここへ来て始めて分ったことです。

下りの道はポタラ宮の西側に降りてきます。

マニ車の前の少年が　写真的にはじゃまでしたが　どいてはくれず

シャッターを押すと　金をくれと要求してきました。当然　無視です。

「ノルブリンカ」の入口の左右に

チベット語と中国語の銘盤が並んでいます。

ノルブリンカの敷地はかなり広大なものです。

中に８世、１３世、１４世と歴代ダライラマの離宮が別棟で建っています。

ダライラマ８世の離宮は「ケルサン・ポタン」と呼ばれています。

黄金を思わせる黄色い塀に囲まれています。

入口の門構え　梁などの

飾りはみごとです。

正面の建物の中には

仏像が並んでいます。

２階に居室がありますが

どこも仏様ばかりです。

室内の撮影は禁止
ではなく有料です。

ケルサン・ポタンの横手に立派な黄金の門があります。

中国人らしい一行が　赤い門の前で　
時間をかけて写真を写していました。

玄関前に並んだ狛犬(？）に混じって　パンダがいましたが　
これはゴミ箱です。

その並びに　ダライラマ１４世の離宮・タクティン・ポタンの
入口があります。 入口から　並木に囲まれた道を進みます。　
こちらも内部の写真はありません。

正面が　インドに亡命しているダライラマ１４世のいたところです。

１９５４年に完成、１９５９年の亡命までの
５年ほどしか使われていません。

中には階段の壁に　９時で止まった時計が掛っています。

ダライラマがいなくなった時間です。

タクティン・ポタンの前庭にも草花が満開です。

ほとんどが鉢植えですから　手入れも大変そうです。

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