総集編 １０

青蔵公路の旅から

２００６年７月の旅

羊八井

「羊八井」の橋のたもとで

４駆に乗り換えている

闖入者を　親子ずれが

眺めていました。

いい目をした少女です。

５０分ほど川沿いを遡った　チベット人の村を見下ろす丘の上に

ヤンパチェン・ゴンパがあります。

ヤンパチェン・ゴンパは　カルマ・カギュ派(赤帽派）の総本山です。

マニ車の並んだ白い壁の内側がゴンパです。

入口を入ると広い前庭があります。

黒い幕の掛ったところから本堂に入ります。

本堂の内部は柱も経台も赤く塗られています。

梁には原色で模様が描かれています。

奥に釈迦やカルマパ４世などが安置された部屋があります。

少年僧が何かの容器を拭いています。

ヤンパチェン・ゴンパの見学を終えて　ツルプ・ゴンパに向います。

山裾に　畑に囲まれてチベット集落が見えます。

国道から１時間ほど西側に入ったところに　ツルプ・ゴンパがあります。

カルマ・カギュ派（黒帽派）の総本山です。

数年前に　亡命した　カルマパ１７世がいたゴンパです。

標高は　４５００ｍほどあります。

午後の強い陽射しが照りつける　ゴンパ前の階段に

赤い衣の僧も　観光客に混じってのんびりと座り込んでいます。

本堂入り口の幕は

ヤンパチェン・ゴンパとは
違って白い幕が
下がっています。

青い空、赤茶の壁、

白い幕、石畳の

コントラストがきれいです。

内部の撮影は有料でした。

内部の壁には１８羅漢が
描かれています。

本堂の真中に

カルマパ１７世の写真が

飾ってあります。

２階はカルマパ１７世が

勉強をした部屋が

そのままにしてあります。

ゴンパの規模はかなりなものです。

横手や裏手に　大きな建物がいくつかありました。

それにしても　僧たちに修行中らしい厳しさを感じませんでした。

カルマパ２世のシャリ（遺灰）を２００元で売っていたり

観光客の目の前で　お賽銭の勘定をしているのが　気になりました。

ツルプ・ゴンパへの道の農村風景です。

ゆったりとした時間が流れているようです。

拉薩まであと　２０kmあまり。　青蔵公路を走りきりました。

今回走った青蔵公路　西寧　拉薩間は　約１７００kmです。

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