総集編

ペルーの旅から

2009/5の旅

インカ道

正面の尖ったやまがマチュピチュ山です。

インカ道はその中腹を　左手にある鞍部をめざして　緩やかに登って行きます。

振り向くと　ワイナピチュ山と手前に広がっている

見なれたマチュピチュ遺跡の風景が見えます。

石畳の道を３０分も歩くと　尾根の平地に拓かれた遺跡が遠く見えます。

左の山の斜面に歩いてきたインカ道が見えています。

インカ道を辿ってきたインカ時代の人は　

峠になった　インティプンク　まできて　初めてこの町を目にしたのです。

目的地へ向けての下り道は　つい足が速まったことでしょう。

インカ道は幅１．５ｍほど

石畳が敷きつめられ

ところどころ自然石の

剥き出たところもあります。

めざすインティプンクは

正面の山の左手鞍部で

ゆっくり歩いて約1時間。

ミイラが発見されたという遺跡のあたりでは

自然の岩を　道のところだけ削り取ってあります。

途中にある石の門のところに自然石を加工した　石台がありました。

祈りの台か　生贄の台でしょうか。

右下にはウルバンバ川が見えています。　

川はワイナピチュの周りをぐるりと回って流れています。

インカ道の左右はほとんど樹木が繁っています。　

道脇に咲く花の名をガイドさんが教えてくれますが　覚えきれません。

右下の谷から這い上がる　ジグザグの道　
ビンガムロードが見えています。

この　舗装のない道をシャトルバスが行き来します。

インティプンク（太陽の門）まではもう一息です。

最後は　手摺のついた急な階段の道が少しだけあります。

遺跡から　1時間少々かけて　インティプンクに到着です。

標高は２７４０ｍですから　ワイナピチュよりも　少し高いことになります。

インティプンクは

マチュピチュに入る

インカ道の
見張所（関所）の役割を
果たした砦のような

ところと言われます。

ここを越えないと

マチュピチュを見ることは

できなかったのです。

インカ道は　この石積みの建物の左手から
山道を登りつめここに到着します。　建物の中を通らないと
マチュピチュのある先へは行けなかったようです。

もうひとつのインカ道は　マチュピチュ山の西側の斜面にあります。

幅１ｍほどの道の谷側に　石積みの柵がありますが

ほとんど　草や笹に埋もれていました。

こちらのインカ道の
先にはインカ橋が
ありました。

垂直の崖下に桟道があり

その石積みの一部が
途切れ木材が
渡してあります。

敵が来た時には橋を
落して通行を
遮断したのでしょう。

岩を穿っただけでなく　道は石積みの上に造られています。

こんな場所でどんな工事をしたのか　不思議でなりません。

道はこの橋が見える地点で　閉鎖されていました。

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