総集編 ５

ポーランドの旅から

2001年7月の旅

アウシュビッツ

オシフィエンチムの第１収容所の入り口です。

中へ入ると小奇麗な集合住宅が並んでいる感じです。

かなり長期間使うことを想定して、レンガ積みの

しっかりした建物にしたそうです。建物の中には

写真展示や現物展示、当時の部屋の再現をしてあります。

電流の通った鉄条網で囲われているところはやはり収容所。

妙な緊張感があります。

｢死の壁」と呼ばれた銃殺刑が行われた中庭です。

建物の窓は黒板でふさがれています。

ポーランド人現地ガイドさんの

親族二人もここで処刑されたそうで

壁の前にローソクを備え

祈っていました。

まだまだ、過去のものには

なっていないのですね。

鉄条網を張った

高い塀に囲まれ、

見張り台から誰かが

銃を構えて見ている。

そう思っただけで

緊張感が走ります。

建物の中にはこのような写真が

たくさん展示されています。

没収された荷物や靴など

実物も展示されていますが

とても写真を写す気にはなりませんでした。

上は藁が敷いてあるだけの

ベッドルームです。

この他に、ガス室や焼却炉

なども見学しましたが

長く留まっているのがつらい場所でした。

線路は「中央衛兵所」の塔の下をくぐりホームになっています。

列車を降りると鉄条網で囲まれた収容所の中ということです。

映画シンドラーのリストにもでてきました。

列車に乗せられ、収容者たちはこの駅に降り立ちます。

門の上の監視塔から見るとこんな感じです。

駅の左右には木造のバラック程度の建物が ３００棟以上も並んでいました。

右が男性用、左が女性用と分離されていました。

一部を除いて居住用の建物は取り壊されています。　

鉄条網の外側に

見張り台が一定の

間隔で並んでいます。

そんな過去を

見てきたのでしょうか

小さな花が咲いています。

鉄条網の中の建物は平屋の木造です。

ほとんどは撤退時に破壊されたようで、

レンガの煙突だけが残っているところもありました。

その残った建物の中に当時の様子が再現されています。

下の写真がそれですが、重い気持ちになります。

３段ベッドは寝ている人の顔が見やすいように

床が少し傾斜しているのだそうです。

下の写真の丸い穴はトイレです。

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