総集編 ３

ノルウエーの旅から

２００４年６月の旅

ロフォーテン

アンドイ島アンデネスへ向うフェリーは、

トロムソから４時間　くねくねと山と入り江を巡って

たどり着いた　グリルフィヨルドから出ています。

アンデネスに向うフェリーはこの手の普通のフェリーでした。

バスは私たちだけ、ほかの乗客もかなり少なめでした。

２時間かけて２１時過ぎの　アンデネスに到着しました。

北極圏は白夜のおかげで　やっと夕暮れ時。遅い時間という感覚がありません。

朝のアンデネスの町を歩いてみました。 きれいなしゃれた家が

並んでいましたが、なぜか、あまり人の気配を感じない町でした。

家の外にも、窓の内にもほとんど人影が動いていません。

ヨーロッパの町で多く見かける　陽射しの中でくつろぐお年寄りの姿もなく、

賑やかに遊ぶ子供の姿も見えず　奇妙な感じがしました。

アンデネスのある島はアンドイ島といいます。

島の周囲をバスで一回りしました。　外海に面した岩の上に灯台があります。

上の白い建物は木造の　ドベルベルク教会です。

北欧的というか　丘と白い家がメルヘンチックな風景です。

アンドイ島の南部にある町　リソハイム。

沿岸急行船の発着する桟橋がある所ですが　周囲に賑わいはありません。

この手の高い橋がロフォーテンの島々を結んでいます。

大きな船が下を通るからです。

アンドイ島はもちろん

ロフォーテン諸島の

あちこちで

このピンクの花が

咲いていました。

アンデネスには　「鯨博物館」　があります。
展示を見ながらガイダンスを受けた後　

夕方からホエール・ウォッチング船が出航します。

これは　その近くの船着場です。

私たちの乗った船ではありませんが同じ規模のウォッチング船です。

乗客は　一瞬でも早く鯨を見ようと　船首のデッキ部分に群がります。

船は鯨をもとめて　緩やかなうねりの海を漂います。

鯨は海底が１０００ｍほどある深い海に集まるそうです。

その辺りには餌になる魚が多いからです。

海面が奇妙に盛り上がったあたりに鯨がいるようです。

鯨が何度か｢フー」と音をたてて呼吸を繰り返した後　

鯨の様子をうかがっていた係りの人が　「ダイビング」　と声をあげます。

すると鯨は　尻尾を高く上げキックするようにして

餌を求めて海の中に潜ってゆきます。

スローモーションを見るような　

なんともゆったりとした　感動的な瞬間です。

ノルウェー表紙へ戻る

前のノルウェーを見る

次のノルウェーを見る