早朝　遺跡の展望所　バガンビュータワーには
すでに中国人観光客が大勢来ていて　撮影ポイントを占拠していました。

雲が多く　朝日は物足りない物でした。

タワーから　西から南西方向を見ています。
右手の金色の塔はアーナンダー寺院のものです。
その左の　大きな建物が　タビンニュ寺院でしょう。
その先に　イラワジ川が見えています。

明るくなるにつれ　緑の多い平らな広い大地のあちこちに
レンガ色の仏塔が姿を現します。　王国治世の３００年ほどの間に
５０００基を越えるパゴダが建設されたといわれ
今でも　大小のパゴダが　３０００基は残っているそうです。

太陽が高くなると　風景が変わります。
現在でも使われているパゴダは　遠目にもきれいに見えます。
バガン遺跡は　緑濃い林の中に無数のパゴダが埋もれているようです。
人々の暮らしを感じさせる　住居などの跡は無いようで
繁栄していた当時は　どんな風景だったのか　想像できません。

今は　レンガの剥き出たパゴダも　
昔は白く化粧をし　あるいは金箔を貼ってあったのでしょう。
それにしても　これほどの仏塔が　なぜ必要だったのか　不思議です。

タワーの真下に見えたのは　
池に面した軍部専用の高級リゾートホテルです。
別棟タイプの　大きな屋根の建物が　建ち並んでいます。。

左手遠く　天辺が赤く見えているのは　スラマニ寺院（１２世紀）のようで
塔の先端部が地震で壊れたため　赤いシートで覆われているのです。
最右手の金色の塔は　アーナンダー寺院です。

バガンタワーから　西側から南西方向のパノラマです。
見渡す限り　緑の多い平坦なバガンです。

これが
バガンビュータワーです。
軍部専用の
高級ホテルの敷地内に
政府の肝いりで
造られました。
屋上の展望所の下の階に
レストランがあります。

タワーに近いミンナントゥ村を訪れました。
パゴダの形の違いは　時代の違いでしょうか。
白くきれいになったパゴダが見えています。

ミンナントゥ村の民家は　竹で編んだ塀が囲ってあります。

この村は　織物の村として知られているようですが
立ち寄った家は　観光用に演出された家でした。
糸繰りをするおばあさんが　一人だけいましたが　
生活のリアルさが見えない　展示物のようでした。

村の入口近くに　ぽつんとあった
竹造りの小さな売店で
ひとり　店番をしていた少女。

家畜の餌にする草を切っている
女性のそばにいたのは
タナカを顔中に塗った少女です。

立ち寄った家の門前で
煙草をくゆらしている
おばあさんがいました。
シャッターを押した後で
「マネー」と手が
伸びてきました。
モデル料を払うのは
当然でもあるのでしょうが
ちょっと　妙な感覚が
残ります。

天秤の籠に乗せられた
幼い子供は絶好の
被写体ではあります。
これもモデルで
観光客の前後を
目につくように歩いています。
カメラを向けると
たちまち「マネー」の
声が掛かります。

夕方になって　パゴダの建っている広いエリアを馬車で巡りました。　
樹木の影にパゴダの姿が見え隠れしています。
絵になりそうなパゴダの前も　停車することなく通り過ぎてしまいます。

夕方の光を受けて　レンガ色のパゴダが　輝いて見えます。

中には小仏塔も備えた
規模の大きな
パゴダもあります。

バガンでは
壊れかけたパゴダを
復元しようとする
パゴダ修復プロジェクトが
進んでいるようです。

資金の提供者が
名乗りを上げると
修復するパゴダを選び
修復が始まります。
このように　
竹の足場を組んだ
修復をしているパゴダが
いくつもありました。

私たちが夕日を
眺めるために登った
大きなパゴダも　
修復途上の
一つなのでしょう。
急な階段を登った
ドーム型の部分に
竹の足場が
組んでありました。

私たちの登ったパゴダの隣のパゴダにも
登っている人がいました。　西日が正面から射しています。

この辺りが　夕日の眺望ポイントなのでしょう。
バスや車で　人々がやってきます。

二つならんだ　双子のようなパゴダです。
遠くに　朝日を眺めた　バガンビュータワーが見えています。
タワーは　ちょっと変わった形ですが　景色に同化しているようです。

パゴダから眺めた
バガンの夕日です。
パゴダのシルエットが
ないので　夕景写真としては
残念なものです。
パゴダのシルエットが
入る夕日ポイントは
他にもありそうですが・・

ちょうど 満月近くで
月は東に　日は西に
の状態です。
上の写真の
双子のパゴダの間から
丸い月を眺めました。

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