草原についた　轍が道です。　
舗装はもちろん　行き先を示す道路標識も一切ありません。

轍は　一本ではなく　幾筋もついています。
ドライバーが　勝手なルートを走る結果です。　対向車に会うこともまれです。

平らな草原が果てしなく続きます。
人の姿はなく　放牧の馬や　山羊がときおり姿を見せます。

丘の麓に民家が見えます。　音のないのどかな風景でした。

バヤンザグの町でしょう。　
この長い建物には　何軒かの食料品店が並んでいました。　
隣に小学校があり　ガソリンスタンドもありました。

通りに面したところに　ゲルが並んでいます。
何のためのゲルかは　分かりません。

長い走行の後　バヤンザグのツーリストキャンプに到着しました。
正面はレストラン棟で　その周りに客室になる　ゲルが並んでいます。

奥に停まっている車は　ロシア製のワゴン車です。

ここに至る　悪戦苦闘ぶりがうかがえます。

ツーリストキャンプの全景です。
周囲より少し高くなった　遮る物のない平らな草原に　
ぽつんと　３０棟ほどのゲルが並んでいます。

周囲に遮る物はなく
被写体になる物も
ありません。
空の雲だけが
絵になります。

夜になると
強い風がゲルの
周りを叩きます。
天窓を覆ったシートが
ばたばたと音を立てます。

ゲルの内部はこんな感じで　特別な設備はありません。
困ったのは　電気がなく　夜は暗いランタンだけでした。

空には　秋の雲が広が広がって　ゆっくり流れて行きます。

キャンプの敷地内にも　草原で見た　ピンク色の花が咲いています。

キャンプの従業員たちが使っているゲルでした。
バイク通勤をしているようです。

敷地内に幾つか　休憩所があります。
上が広がった　ちょっと変形の　ヤワな造りです。

平らな草原は果てしなく　遠目にはほぼ平らです。
近くで見ると　緩やかな起伏があり　草原の道は直線的でもありません。

草原に　雲の影が動いています。　
草原の濃淡が変わると　風景の印象も変わります。

レストラン棟は　組み立て式のゲルではありません。
内部の天井を支える　桟にカラフルな模様があります。

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