長時間ドライブのあと　イシク・クル湖が見えてきます。
イシク・クルは「熱い湖」を意味していて　冬でも凍ることがありません。
天山山脈からの川がいくつも流れ込んでいるのですが
流れ出る川が　ひとつもないという　不思議な湖でもあります。　

湖の北岸の真ん中に　チョルポン・アタという賑やかな町があります。
リゾート地イシク・クル湖の中心地です。

標高１６００ｍの　静かな山の湖を想像していると　みごとに裏切られます。
繁華で人出の多い　チョルポン・アタの船着き場から　
１時間ほどイシク・クル湖をクルーズしました。

静かな湖面を　滑るように　船が動いて行きます。

湖畔のビーチには　湖水浴の人がいっぱいでした。
夏でも水温は　２０℃ほどまでしか上がらないといいます。
湖水浴のビーチの後ろには　イシク・クル湖の北側にある
クンゲイ・アラトー（山脈）の　残雪の山並みが連なって見えています。

少し沖へ出ると　山並みの連なりが　より長く続いて見えてきます。
透明度が高く　最大深度　７２０ｍもある湖の色は　深いブルーをしています。
クンゲイ・アラトーの向こう側は　カザフスタンになります。

対岸の　テルスケイ・アラトー（山脈）の山が
雲に混じって　薄っすらと見えているはずです。　湖面は静かです。

宿泊したのは　チョルポン・アタから少し東へ行ったところにある
高級リゾート　キャラバンのホテルでした。
ビーチ近くから　コテッヂタイプの客室が幾棟も並んでいます。
車が各棟の前に停められるようになっていました。

キャラバンの専用ビーチの夕暮れです。　ビーチはサラサラの砂です。

ビーチの朝は　ひんやりと気持ちの良い朝です。

朝が早いうちは　湖面近くにただよう雲が　横にたなびいて残っています。
対岸の　テルスケイ・アラトーの山並みが　薄っすらと見えています。
雪山は　朝日を受けて　薄っすら赤味を帯びています。

時間が経つと　湖面近くの雲が上がってきて　対岸の山並みも　
白く浮き上がって見えてきました。 一つ一つの山の名前は分かりませんが　
存在感のある大きな飛び出たピークは　名のある山でしょう。
出発時間が近づいていましたが　しばらくは　そのまま見ていたいところでした。　

リゾート地　イシク・クル湖を訪れるのは
　ロシア、カザフスタンの人たちが多いとのことでした。

湖面は静かで　打ち寄せる波もさざ波程度です。
その水のきれいさは確かで　底の砂がはっきりと見えていました。

旅の写真帳　表紙に戻る