総集編

アイルランドの旅から

３

2005/06 の旅

ナショナルトラストのあるビジターセンターから　

バスが急な坂道を駆け下りて

岬の先端まで観光客を運んでくれます。

バスを降りると　目の前に溶岩が固まってできた

玄武岩の六角柱がひしめきあっています。

観光客の何人かが　飛びつくように岩場に登りだします。

朝のうちは厚い雲に

覆われていましたが

私たちが到着するのを

待っていたかのように

太陽が顔を出してくれ

青空が一気に
広がりました。

わずかな岩の隙間に

植物が根を張り

季節の花を

咲かせています。

柱状節理というそうですが、そのびっしりと几帳面に

並んだ姿は　自然の不思議といったところです。

六角柱は山から

海の中へと続いています。

水に近いところの

石は黒ずんでいます。

岩の水溜りが

鉛筆の芯のようにも

見えます。

犯人を追い詰めた刑事
のようではありませんか。

で　ワンショット。

波打ち際の石は

さすがに

角が取れています。

このような

玄武岩の柱状節理は

日本では
福井県の東尋坊など

日本でも見ることが

できるそうです。

ビジターセンターから

山側の道を

尾根ずたいに辿ると

この尖った山まで

続いているようです。

稜線を伝うように

溶岩が流れたように

見えます。

近くで見ると大迫力のジャイアンツ・コーズウエーも

高いところから見ると　岬のほんの一部でしかありませんでした。

これも行ってみてはじめて分かることです。

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