宿泊したホテルは　旧市街とは川を隔てた
人工島の　ウィリンドン地区にありました。　
石油タンクや大きな倉庫の並んだ　雑然としたエリアに
そこだけが別世界のような　５星のホテルがあり　
すぐ近くには　廃墟にも見える　列車の駅がありました。

旧市街　マッタンチェリにある　マッタンチェリー宮殿。　
通称ダッチパレスです。　１５５５年　ポルトガル時代に
藩王の館として造られ　その後　オランダ総督邸となりました。　
内部の撮影は禁止ですが　入口近くにある　当時の様子を描いた
白装束の人が集まる壁画など　なかなかのものでした。
奥の部屋には　藩王の肖像や　神話の絵がありました。

路地を入ったところに
１５６９年に建てられた
ユダヤ教の
シナゴーグがあります。
１６６２年に一度
破壊されているそうです。
左手の入口から
内部に入れます。

シナゴーグ内部の床は
中国製のタイルが
敷きつめてありました。

旧市街のフォート・コチ
地区にある　
聖フランシスコ教会には
インド航路を発見した
ヴァスコ・ダ・ガマの
墓があります。

内部は飾り気のないシンプルなものでした。
左右に吊り下げられた白い布は
風を送る装置だそうです。

１５２４年　コチンで病死した
ヴァスコ・ダ・ガマはここに埋葬されましたが
１４年後に　遺体は故郷に戻りました。

フォート・コチ地区の
海に面して　古い漁法の
チャイニーズ
フィッシングネットの装置が
いくつか並んでいます。
組んだやぐらに結んだ
ロープを人力で引いて
海に突き出して仕掛けた
網を引き上げます。

そこに魚を売る店が
並んでいましたが
この漁で獲れたものか
他のものもあるのか
はっきりしません。

ダッチパレスのある　マッタンチェリ地区には
スパイスマーケットであった　通りがあります。
今では　スパイスに限らず　いろいろな店が並んでいます。

昔は　こうしたスパイスの店が並んでいたのでしょう。

観光客向けの　骨董的なものや　アクセサリーの店も並んでいます。

砂州の先端部にあるフォート・コチ地区から　対岸に渡る　
小型のフェリーが出ています。
橋が少なく　陸路では遠回りになるのでしょう。

フェリーを待つ人々が並び　バイクが集まっています。

旧市街の道は狭く　バスは家の軒にぶつかりそうに走ります。
目的地へ行くまで　右へ左へと曲がらねばなりません。
観光地に近いところは　少し広くなって　店などが並んでいます。

道路際の大木が　適当な木陰を作っています。

建物の壁に鮮やかなカラーの絵が描かれています。
宗教的なものもありますが　町を賑やかに　明るくしています。

３輪オートのタクシー　リクシャーが多いインドですが
こんな　リンタクが置いてありました。

市内を走っている　古いバスには窓ガラスがありません。

インドの 四大舞踊の
ひとつである　
「カタカリダンス」を見に
劇場に行きました。
公演が始まる前
メイクの様子を見せています。

カタは物語　カリは踊りを
意味しています。
１７世紀に生まれた
神に捧げる舞踊です。
王子と羅刹女の
長い物語の一部を
演じていました。

公演の前に
女性役の役者が
怒り、悲しみ、恐れなど
９つの感情を
顔と眼で表現して見せます。
くるくる動く眼が
みごとでした。

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