総集編

インド　北西部の旅から

2012/11の旅

ジャイサルメール　１


インド西部　ラジャスターン州　ジャイサルメール。
ジョドプールから　西へ　バスで５時間余りの移動になります。
１１５６年　ラージプート族の王　ジャイサルが築いた町です。
かつての繁栄と　砂岩で造られた町の色から　ゴールデンシティーとも呼ばれています。

そこだけが突き出ている岩山の上に　ジャイサルメール城塞があります。
城壁の中は王宮だけではなく　現在でも７０００人が暮らす町になっています。


城壁の上部は半円形の凹凸のある壁が連なっています。

バスを降ると　広い坂道を城塞の入口に向かいます。
この辺りは　タクシーらしい４ＷＤ車や　観光客で賑わっています。


城塞のある岩山の
下の石積みはかなり
傷んでいるようで
修復工事中でした。
工事の済んだ部分と
手の付いていない部分は
不自然な境目が
目立っていました。

 


派手な色のサリーを着て
ジャイサルメール城塞の
観光に来る人がいます。
地元で見かける衣装とは
素材や色柄が
少し違っているように
見えました。

 


城内へは　４つの城門を通って行きます。
１つ目の門は　アケーイ門です。　蛇のような奇妙なレリーフがあります。

門から門へ続く道沿いには　壁に敷物を吊るしたりした店が並んでいます。


２つ目の門は
スーリヤ門（太陽門）です。
鉄の鋲がついた
厚い木の扉があります。
この辺りは道も細くなって
人の流れが滞ります。


城塞の中の建物は　ジョドプールでも見た　
石材を　レースのように彫った窓や壁で埋まっています。


ジャイサルメールの別名は　ゴールデンシティーです。
地元の石材で造られた家々が　黄色く輝くところから　
名づけられているのです。 上から見たところ　
建物は大きなものは少なく　隙間なく建っています。




城塞の中は王宮だけでなく　町もあります。
通りに面した家の門にも　花模様のついた頑丈そうな扉がついています。


民家の戸口に　象の顔を持つ　
ヒンズーの神ガネーシャが描かれています。
シバ神の息子で　財力と知恵の神として　人気があるのです。

通り沿いの家の　一段高くなったテラス風のところに
どかっと座って　何をしているのか。　

この家の門前にも　ガネーシャ神が　目立って描いてあります。

この壁に描かれているのは　インカか　マヤあたりの絵柄です。
なぜここに描かれているのかは　分かりません。


さほど大きくはない家ですが　２階の部分は　
凝ったレース模様の造りになっています。
この建物が造られた時代の　町の元気さを示しているのでしょう。


１階は店などになっていますから　
２階の居住部分へは階段から直接入るのでしょう。

この崩れかけた階段の上には
模様のある立派な木製扉が取り付けてあります。


家の壁を洗っているのは
訪れた日が
近くに迫ったお祭りの
準備をしている
とのことでした。
きれいな衣装のままで
汚れ仕事をして
大丈夫なのでしょうか。

ご鑑賞ありがとうございました。


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