総集編

インド　北西部の旅から

2012/11の旅

ジャイサルメール／
クーリー砂漠


インド西部　ラジャスターン州のジャイサルメールはタール砂漠の町です。　
その近郊にあるクーリー村は　砂漠の中にある絶好のサンライズ・ポイントです。
もう少し西へ行くと　パキスタン国境です。

真っ暗なところでバスを降り　懐中電灯の明かりで　
砂の感触を確かめながら　砂の山を登りつめたところで　
空の色が変わるのを待ちます。

空が白みはじめると　見る見る　回りは明るくなってきます。


ラクダの頭に
鳥が乗っていますが
ラクダは払いのけようとは
しません。
仲がよいのか
面倒くさいのか。

いつ見ても
ラクダの表情は
どこか人間的で
何かを語っているようで
人を和ませてくれます。
伏し目がちのラクダに
何を話しかけて
いるのでしょう。

 


大きな頭を高く
上げているのが
疲れるのでしょうか。
砂地に顔をつけて
気持ちよなそうな顔で
しばしの休息といった
ところでしょう。


７時過ぎ　砂丘の先から　坊主の頭のような太陽が出てきます。
インドの朝は　意外と霧っぽいことがありましたが
ここでの　朝日はぼやっとにじんだものではありませんでした。

毎日　こうした朝日を眺めているはずの　ラクダを引く人たちも
しばらくは　朝日を静かに眺めています。


ターバンを巻いた
ラクダ使いのおじさんは
毛布にくるまって
日の出を待っていました。
くりくりとした目に
愛嬌がありました。


白い砂の砂漠は風紋もできていません。　
草木も少しはあるようでした。
砂漠の情景としては　いまいち感があります。


砂地に生えた草が　白い花をつけていました。


クーリー村は荒地の中に　ぽつぽつと民家が点在しています。
円形の藁屋根土壁の家は　古いスタイルの建物のようです。　

このような新しい土壁の家もありました。
どこか北アフリカあたりの印象がします。

敷地を土壁で囲った中に　いくつかの藁屋根の
建物を持つ家もありました。
奥には白く塗られた　新しそうな住居部分があります。

石材はあちこちに放置されています。　


土壁から脱却したような　住居スタイルもいくつか建っていました。

その中の　１軒を拝見しました。　
入り口の横に　ヒンズーの神　象の顔をした
ガネーシャ像が描かれています。
塀の下に描かれた緑の草にも見える模様は　何でしょうか。
 

その内部の一部屋です。　可憐な花模様で棚を飾ってありました。


クーリー村にある　ママス・ゲストハウスで　温かいお茶を飲みました。
ここで　一人旅の若い日本人女性と会いました。
回りに並んだ円形藁屋根が　個室になっています。　
２つベッドが並ぶと　足の踏み場がないほどの部屋です。


ご鑑賞ありがとうございました。


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