短裙苗族の　裾の短い丈の民族衣装を着た若い女性たちの
歓迎式の終わったあと　村の中を少しだけ眺めました。

車の通る通りから
石畳の道を少し入った
ところに広場があります。
そこに「新橋苗寨」と書いた
門があります。
家並みはこの門の奥に続く
急な坂道の両側にも
軒を連ねています。

家の間は　狭い路地です。
苗族の家は本来　木造ですが　右手の家は
コンクリートで造られ　木造を模した柱と板壁を描いてあります。

本来の苗族の様式の住居がこれです。
二階のガラス貼りの部分は　元々はガラスはなく
手摺だけがついた　ベランダのようになっていたところです。

広場から伸びる路地は石畳ですが　狭く
家との間は２ｍほどしか離れていません。

不揃いの瓦屋根の葺き方も　特長的ですが
その屋根越しに見えている　街道沿いの建物は大きく
ほとんどが　コンクリート造りになっていました。

この家はそう古くはなさそうです。
板壁もまだきれいです。　２階には外壁がありません。
古い家が　コンクリート造りに変わってしまうのは
住みやすさなど考えると　仕方のないこととも思いますが
苗族に伝わる　木造文化が消失してしまう危険もはらんでいます。

村は斜面に広がっていますから　石垣の上に
木造家屋が建っています。

池の上に浮かぶように
並んでいる建物は
食糧倉庫です。
その入口に
立派な門があります。
ネズミなどの被害を
防止するためのものでした。

軒下にトウモロコシが吊り下げてありましたが
現在も倉庫として使われているのかは分かりません。

車の通る　街道沿いに並んだ建物の多くはこうした姿をしていました。
屋根や軒を付け　木造のような色に造られていますが
コンクリート造りと一目で分かるもので　味わいは無くなっています。

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