侗族の集落の入口に「天下第一侗寨」と書いた門があります。

門を入ると目に
飛び込んでくるのは
２１層もある
侗族の鼓楼です。
公園の整備とともに
２０年ほど前に造られた
まだ新しい鼓楼です。

積み重なった屋根は緩いカーブを描いた　美しい形です。
下部の四層は四角形ですが　５層目から上は８角形を八角形になっています。
一階部分は柱だけの　吹き抜け状態です。

鼓楼の手前の両サイドに　回廊があります。

侗族の町には必ず　鼓楼がありますが
普通は民家の並んでいる町中の広場にあります。
きれいに整備された公園にあるのは目ずらしいようです。

鼓楼のある広場の端に　何軒かの建物があります。
観光客相手に　民族衣装を着せて　写真を写すような店です。

鼓楼の広場は　民家を立ち退かせて広場にしたように見えました。

広場の隅にあるのは　祖先を祀る　「さあまあ祠」です。

 門前でお年寄りが　タケノコの皮をむいています。
祭祀で奉げる料理の下ごしらえをしているのです。

「さあまあ祠」の奥には祭壇のある建物があります。

石のかまどのような台の上に
唐傘のような飾りがあり、　手前には捧げものが並んでいます。

樹齢３００年の
ガジュマルの木の下に
ある白い像は
車江に伝わる
悲恋物語の二人です。
　

広場の裏手には昔のままの民家があります。
人の気配は少なく　生活感はあまり感じません。
一軒だけ　ひもなどを売るおばあさんの店がありました。

川岸には　洗濯やら　野菜洗いにつかう場所が作られています。

榕江は侗族の町です。　宿泊したホテルは町から少し離れた
川沿いにありました。　その河川敷に　鼓楼がいくつか造られています。
普通は人々の住む町中にありますが
人々とは関係のない場所に　唐突に出現します。

宿泊したホテルの
近くに市場があり
早朝から賑わっています。
女性の着ている
藍色の民族衣装が
特長的です。

女性たちは天秤で野菜を
担いで来るようで
売っている量はさほど多くはありません。
どれも新鮮そうでした。

右手の建物が宿泊したホテルです。
その隣に　同じカラーリングの高層アパートが　２棟並んでいました。
凹凸が多く　建物としては危険そうに見えました。
新築ですが　居住者がいるようにも見えませんでした。

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