ＹＥＨＡホテルの建つ高台からの眺めです。　右手にオベリスク公園。
左手の円形ドームが　ハイレシェラシエ皇帝が造った　シオン新聖堂です。

園内には２本の高い石柱（オベリスク）が立っています。
左は　高さ２４．６ｍの　２番目に大きなもので　側面に１１層の窓のレリーフが彫ってあります。
２００５年に返還されるまでイタリアに移築されていました。　
右は高さ２３ｍの石柱で　傾いでいるためワイヤーで支えてあります。　
窓のレリーフは３面しかありません。

最も高いのは　高さ３３ｍ　重量は５７０トンありましたが　倒れています。
紀元前４、５世紀に造られたものとされています。
回りには　ずっと小さな石柱が　いくつも立っています。

窓のレリーフは深く彫ってあります。

エチオピア暦の２１日は　聖母マリアの日です。
堂内での礼拝が終わると　シオン教会の門が開き敷地内に入れます。
ハイレ・セラシエ皇帝によって造られました。

堂内の礼拝が終わると　司祭を先頭にした信者の行列が
教会の回りを　３回まわります。

司祭の後ろには　白いベールをかぶった　巡礼者の男女が　続きます。

老若男女が入り混じって　行列に参加しています。

その中に　美少女を見つけました。
自転車のそばに立っているのが　ちょっと奇妙な取り合わせです。

新シオン聖堂の内部で　５００年前のものという聖典を見せてくれました。
羊皮紙に　きれいな色で描かれています。　見終わると　赤い布に包んでしまいます。

隣の小さな建物は　モーゼの十戒を書いた石板を納めた
「契約の箱」が置かれているとされるところです。　屋根の補修中でした。

その奥に　１７世紀に造られた　シオン聖堂があります。
こちらは　女人禁制になっています。

入口を入った正面上部の壁に描かれた壁画です。

オベリスク公園近くの家並み。

これは何でしょうか。　日本でいえば道祖神とでもいったところでしょうか。
右手の２つの岩には　動物が描いてあります。

エザナ王の碑文。
小さな小屋の半地下部分に
四角い石柱が立っています。
４世紀　アクスム王国
最盛期のエザナ王の
戦勝の記録が
刻んであります。
４面を埋めた碑文は
ギリシア語、ゲーズ語、
サビアン語で書いてあります。
１９８５年　農民が
偶然発見しました。

シバの女王の沐浴場と呼ばれている　溜め池です。
元は円形でしたが　１９６０年に拡張して　貯水池として使っています。
きれいな水ではありませんが　女性はここで水を汲み背負って帰ります。

シバの女王の宮殿跡とされる　４０室もある大きな宮殿があります。　
調査では６世紀頃の建物でということで　時代があっていません。　
呼び名も　ドゥングルパレスと変わっています。
この下に　本物のシバの女王の宮殿が埋まっているはずということです。

バスの到着を見て　４人の少女が手に手に
手工芸品を持って来ました。　塀の外側から目でセールスをします。

旅の写真帳　表紙に戻る