ナイルと並行して走る運河沿いに　こうした民家が並んでいます。

広い参道が　まっすぐ　ハトホル神殿に向かっています。
プトレマイオス１２世のころに建設が始まり　ローマ帝　アウグストゥスやネロの時代に完成しました。

崩れた石門をくぐって敷地内に入って行きます。
石門の壁にはレリーフが刻まれ　天井にも翼を広げた　絵が描かれています。

第１列柱室の表に面して　６本の柱があります。
柱の上部にはハトホル女神の顔が４面に付いていますが
どれも　目鼻を削り取ってあります。

第１列柱室のすべての柱に　ハトホル女神の顔が付いています。
これもみごとに　顔だけが削ってあります。
梁にはヒエログリフがあり　天井も彩色されています・

円柱の周りも　周囲の壁もレリーフで埋まっています。

スクリプトと呼ぶ地下室（通路）には
浮き彫りのレリーフがあります。

一つ一つの絵柄が　ユーモラスでもあります。

細長い部屋がいくつか並び　その壁面も　レリーフです。
幅　１ｍ半もない　狭く息苦しい空間です。　左右の壁をつなげてパノラマ風にしてみました。

１階奥にある　至聖所の中です。
高い天井の４面の壁に　ハトホル女神やオシリス神などの
レリーフで埋まっています。　彩色されていたのが分かります。

手の届くあたりのレリーフの顔や体は　傷つけられています。

神殿の南側の外壁に　クレオパトラと息子カエサリオンのレリーフがあります。
観光客はここまできて　有名なレリーフを見て　ひとしきり写真を写して戻って行きます。

向かい側には　イシス神殿の跡があります。

同じ壁の右側にも同じような　クレオパトラとカエサリオンの
レリーフが残っていますが　保存性が良くないからでしょうか
観光客には　見てもらえないようでした。

ツアー中あちこちで　ポリスチェックを受けます。
制服は　それぞれ違っているようでした。
緊張感はないのですが　手には　必ず銃を持っています。

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