総集編 ３

エジプトの旅から

2011/0１の旅

コム・オンボ


アスワン　から　ルクソールの間は　多くのツアーでは　ナイルリバークルーズを利用します。
アブシンベルから　アレクサンドリアまでナイル沿いをバスで走破するという
私たちのツアーは　アスワン　−　ルクソール間 280kmも　バスで移動しました。
コム・オンボ神殿は　アスワンの北　６０ｋｍにあります。

田園風景の中に遺跡が現れます。　プトレマイオス朝から
ローマ時代に引き継がれて建設されました。　
２０００年ほど前の　エジプトでは新しい遺跡です。

神殿の敷地内の南の隅に　塔門の一部のようなものがあります。
その壁面にも　神や王を描いたレリーフがありました。

前庭には下部だけ残った円柱が並んでいます。

東寄りの円柱は高いところまで残っていて
描かれたレリーフが　彩色されていた跡がくっきりと残っています。


ワニの頭のセベク神と
ハヤブサ頭のハロエリス神の
２つの神を祀っています。
そのため　このような通路が
２本　列柱室の中を
まっすぐに通っています。


壁面のレリーフはかなり繊細に彫られています。
初期の縁だけを削ったものと違って　完全な浮き彫りになっています。

これは　ハトホル女神と　王権の守護神　ホルス神です。

内部の天井には　翼を広げた鳥が描かれています。


列柱室の
円柱に描かれているのは
王で　下エジプトの冠を
かぶっています。
こうしたレリーフの絵柄は
不思議なほど
統一されています。


至聖所の裏にある回廊には　こうしたレリーフがたくさん描かれています。


クレオパトラが描かれているという壁を眺め
どれが　そうなのか？　
右上に楕円で囲んだヒエログリフがあるのが　おそらく・・


こちらも　同じところに描かれていた　クレオパトラと思われる　レリーフです。


コム・オンボ神殿はナイル川に面しています。
クルーズ船も　ここに立ち寄ります。


神殿の前には　屋外のカフェが何軒か店を構えています。

神殿の敷地のすぐ外は　畑のようですが・・
ロバを連れた少年が　外から観光客に声をかけてきます。
写真を写してと言っているようでした。


ご鑑賞ありがとうございました。

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