アスワンの市街は　大都会らしく　かなりきちっとしています。

３０００年前、１８王朝　トトメス３世の時代の石切り場があります。
岩の上を一回りできる散策路が造られています。

オベリスクの形に
岩を削り　形を整えるのですが
作業中に
岩にヒビが入ってしまい
オシャカになった
オベリスクが
掘り出されないまま
横たわっています。

ナイルの真ん中に半分沈んでいたフィラエ島にあったイシス神殿は
隣のアギルギア島に移築されています。　
島に渡る船の桟橋には　頭を寄せるようして船が集まっています。

船の上から見たナイルの岸辺です。
浮かんでいる船は　イシス神殿へ渡る船です。

２０人乗りほどの船が次々に　アギルギア島に向かいます。

イシス神殿は２６００年前の末期王朝以降
プトレマイオス朝から　ローマ時代にかけて造られた
エジプト遺跡としては　新しい部類に入ります。

第一塔門が夕日を受けて　少し赤味ががって見えます。
右手にイシス女神と　ハヤブサの顔をしたホルス神のレリーフがあります。
左手の王が腕を振り上げた絵柄は　ほかでも見かけました。
顔の部分が削り取られています。

大列柱廊に並んだ円柱は３１本あります。
それぞれに　上のほうまでレリーフが刻んであります。

第２塔門を内側から見ています。
ここにも　イシス女神と　ホルス神のレリーフがあります。。

建物の壁面は　大小のレリーフと　ヒエログリフで埋まっています。
その像の　顔の部分がほとんど傷つけられています。

イシス女神は　冥界の王オシリスの妻であり　妹とされています。
エジプト王権の守護者　ホルス神の母親です。

第２塔門の奥に
円柱の部屋があります。
円柱の柱頭部は
花が開いた形をしています。
どの柱にも上から下まで
同じようなレリーフが
彫ってあります。

イシス神殿の東側に　トラヤヌス帝のキオスクという建物があります。
ローマ時代のものです。

三角帆の　ファルーカ船に乗って　ナイルに浮かぶ島のホテルに向かいました。
夕日の中をホテルに向かいます。
途中　無風状態で動きが取れない時間が何分かありました。

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