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中国・貴州省の旅から

2009/02の旅

鎮　遠

舞陽江に面して建つ家は　ほとんどがレンガを積み上げた家です。

建物は水面から建ちあがったように見えます。　道路は川の裏側に通っています。

建物の３階あたりが　道路の高さになっているようです。

川の左右をつないでいるのが　新大橋　です。

水はほとんど動いていないようで　鏡のように風景を映しています。

が　決してきれいな流れとは言えません。

その橋の下を覗いて見ると　岸はゴミが散乱し臭っていました。

写真では臭いまで写らないので　きれいに見えていますが。

写真の右手奥、町の東はずれにある＜青龍洞＞へ向う町並みは　　

すっかり　新しく建てかえられて　道も広くなっています。

その分　味は薄れているように感じてしまいます。

繁華街から東へ伸びる道の突き当たりに　青龍洞があります。

真中に楼閣の建った祝経橋を渡って行きます。
柱で屋根を支える造りはトン族の鼓楼にも似ています。が、ここは漢族の町です。

青龍洞は瞑想のための洞窟で、その周りには

岩にへばりつくように１０を越える　反り屋根の建物が建っています。
中元禅院、中元洞、文公祠などを順に見てゆきます。

お堂そのものよりも　そこから見える橋の様子　町の様子が気になってしまいます。

青龍洞側から見ると舞陽江沿いに建ち並んだ　岩山を背負った家並みが

緑色の川面に映り込んで　幻想的にも見えます。

昔の城壁の一部が川に沿って残っています。

「衛城垣」という門があまり目立たないところにありました。

青龍洞に向う左手一帯が　古い民居の残っているところです。

狭い急な路地がくねくねと伸びています。

ほとんどがレンガか石積みの頑丈そうな造りです。

路地の両側が高い壁になっていますから　かなりの圧迫感があります。

古民居群の中にある　清の時代の名家を訪ねました。

間口は狭く奥へ奥へと部屋が続く造りです。

扉や窓の装飾が他には無いものだそうです。

古民居群の中には

広場も公園も

ありません。

この狭い石畳の

路地が子供たちの

遊び場なのでしょう。

商店の並ぶ人通りの多い道が　川の両側に　ひと筋づつありました。

おじさんが店を出しているところは

川へ降りる階段があるのですが　崩れたままでした。