総集編

ペルーの旅から

2008/5の旅

ナスカ

　霧のかかった　リマから南へ２５分も飛ぶと　雲が切れてきました。

上空から見る大地は　雪山を見ているような錯覚に襲われました。

白一色の砂漠が　眼下に広がっているのです。

イカ　の町も白い砂に埋もれているように見えます。

空港のすぐ近くにも　大きな白い砂山が迫っていました。

その白い砂漠の中に

ぽつんとオアシスの

リゾートがありました。

昔は７つあったオアシスが

この池のような

ワカチナ湖だけに

なってしまったと言います。

周囲にはホテルが

１軒だけあります。

白い砂山の斜面を　歩いて登っている人がいました。

砂の上を走る大型のバギー車が置いてありましたが、客はいません。

１０分もあればひと回りできそうな　小さな湖（池）です。

イカから　セスナ機にのって　ナスカの上空に向います。

下は何もない　白い砂地が広がり　涸れた川筋がうねって見えます。

手渡された地図を見ながら　パイロットが説明をしてくれます。

上は滑走路とか　三角形とか呼んでいるもの。　

この手の長い三角はいくつかありました。

山の斜面に描かれているのは　通称　宇宙飛行士と呼ばれています。

ああっと　叫んでいるうちにセスナ機は　通りすぎてしまいます。　

落ちついて眺める時間的余裕はまるでありません。

セスナ機は右に座った人にも　左に座った人にも平等に見えるよう

対象物を通りすぎると　急旋回し反対の窓から見える位置へ飛んでいきます。

上はコンドル　下は有名なハチドリです。

セスナでの遊覧飛行は面白くもありますが　写真で十分とも思いました。

白い砂の大地を　一本の黒い道路が貫いています。

パンアメリカン・ハイウエーで　アラスカから

南米大陸南端ウシュアイアまで　続いている道です。

パンアメリカン・ハイウエーは　地上絵の描かれた上もお構いなく

直線的な黒い筋を引いてしまったようです。

マリア・ライヘと名付けられた展望台が道路脇に見えます。

この辺りに描かれたトカゲの尻尾をちょん切って道路が走っています。

不思議なのはこの白い砂漠のすぐ隣には　豊かな緑をした

畑が広がっていることです。 アスパラガスが特産品のようです。

白い砂に埋もれそうな　イカの町に　ここだけは別世界というように

立派なホテル・レストランがあります。　

中庭のプールで泳いでいる人たちもいました。

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