イシク・クル湖の東端にある町　カラコルから
激流の川をさかのぼって　着いたのは緑の草原がある山間でした。
その途中にも　遊牧民のユルタをいくつも目にしました。

多くは観光用のもので　宿泊用や
ユルタの中で食事ができるようになっています。

ユルタの中で昼食です。　中は外目よりも　かなり広く感じます。

ここは　花の盆地と呼ばれていて　一面花に覆われるとのことですが
７月はすでに　花の季節は過ぎて草だけになっているのです。

雨上がりのせいか流れは激しく　特に護岸のない岸を洗って行きます。

普通の乗用車で家族連れが訪れていますが　途中の道はかなりの難所です。

途中で見える　赤い岩の連なりは　ジェディ・オグズと名付けられた岩です。
７頭の雄牛　という意味です。　

その一番右側の岩を反対から見ると　こうなっています。
美しい女性を巡って闘った２人の男が　両方とも死んでしまい
それを嘆いた女性の心臓が裂けた　という伝説のある岩です。

ジェディ・オグスの近くで
鷹狩りを見せてくれる
ことになっていました。
キルギス衣装のおじさんが
高いところから
鷹を放すのですが
獲物のウサギには
目もくれず 失敗に
終わってしまいました。

少年たちも自分の鷹を
持っているようで
観光客に写真を写すように
しきりと勧めてきます。

避けた心臓を背景に
ミツバチの巣を乗せた
トレーラが停まっています。
ぶんぶん　密蜂が出入りし
近寄れません。

この辺りの山は　７頭の牛の岩と同じ　赤い色で斜めの地層をしています。

旅の写真帳　表紙に戻る