マグロ漁で知られた　トラバニの町から　
急な崖の斜面に造られたＳ字のカーブを　あえぐように登ります。　
カーブを曲がるたびに　絶景が展開します。
あいにく雲が低く　標高が高いところは　すでに雲に覆われていました。

１２世紀　ノルマン支配の
時代に造られた
城壁に囲まれた町は
このような
三角形をしています。
左下が町への入口です。
最盛期の人口は
１２０００人だったそうですが
現在は　２３０人です。

町への入口は　地図の左下にある　ノルマン門です。
標高７５０ｍにある町は　すっぽりと霧に包まれてしまいました。

ノルマン門から　きれいな石畳の緩やかな坂道が
上へ上へと向かっています。　繁華なメイン通りには店も並んでいます。
石畳はどの道も　ほとんど同じ模様で統一されていました。

町の中央のウンベルト１世広場。　ここも同じ模様の石畳です。　
霧の中　さすがにカフェには客はいません。

人懐こい犬が　観光客を案内するように　歩いています。

石畳の坂道を登り切ると　ノルマン城跡があるのですが
霧はさらに深くなって　城跡に着いた時は　視界ゼロ。
そこから見えるはずの　ブルーのティレニア海もは見ることができません。

こんな石畳の狭い道を　車がタイヤ音を鳴らして走ります。
観光客もいるので　スピードを出してはいません。

町の中にもホテルの看板がいくつか見えました。　
１泊して見なければならないほど広い町ではありませんが　
こんな町に泊まってみるのも　ぜいたくな感じです。

町中の道は　メイン通りも　横道も平らな道はありません。
脇道の先は　さらに細くなっているようでした。
左の石垣は　要塞の石垣のようです。

町の中には３０もの教会が
あったそうですが
今は　９つの教会が
残っています。
しかし　司教様はひとりだとか。
このマトリーチェ教会は
岩の上に造られていた
神殿の跡に造られました。

その内部の白い天井が
イスラム建築を思わせます。
石膏を使ったスタッコで
もようはペイズリーのようです。
アーチを支える梁が
ロープ模様になっているのも
ちょっと珍しいように
思いました。

教会の隣には
四角い鐘楼があります。
すっぽりと霧の中に
消えてしまいそうでした。

教会脇の壁に９つの十字のしるしがあります。
特別な意味があるような説明があったようでしたが・・・

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