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北イタリアの旅から

2014/06の旅

ネイヴェ


イタリアの最も美しい村 に選ばれている ピエモンテ州 ネイヴェ。
トリノの南東50kmほどの 丘の上にある小さな村です。
紀元前100年ごろに ローマの駐屯地がおかれ、中世には要塞都市となりましたが
そうした面影は ほとんどありません。
 

見えている丘の上の時計塔を中心に 家並みが集まっているだけの村です。 
坂道をとろとろと登って家並みのあるところに向かいます。
周囲にはぶどう畑が広がっています。
ネイヴェは ワインの産地でもあるようです。



坂道を登って来ると ちょっとした広場があります。
この小さな門がが村への入口のようで サン・セヴァスティア門です。

その脇を見ると 小さな教会がありました。
サン・セヴァスティア礼拝堂です。 15世紀からの歴史があります。



美しい村に選ばれるだけに 古いものは古いなりに
家並みもどこかきれいに整えられています。

木彫りの扉、 その周りの装飾、 3連のポスト その上の庇。
古くはないようですが 一つひとつが しっかりデザインされています。



この辺りが 村の中心になる 広場です。
6月 ちょうど紫陽花の盛りでした。

市庁舎といよりは 村役場でしょうか。 
赤い紋章の上に コミューネ・ネイヴェの表記があります。

広場にあるカフェ。 時間に追われるグループツアーでは
残念なことに こうしたところで 村の空気や風を味わう時間は ありません。
この村を 日本人のツアーが 訪れることは ないようでした。



建物の壁に 村の様子を描いてあります。

V字に折れた路地を登ってゆくと 村の頂点に向かいます。



村の頂点にあるのが
村の入口からも見えた
時計塔です。
村のシンボル
ということですが
さて そのいわれについて
メモが残っていません。



その時計塔の先から 教会の鐘楼が見えています。
サン・ミケーレ(ミカエル)教会のものです。 18世紀に造られています。



こちらは 聖ピエトロ・パウロ教会です。
内部は白と淡いブルーで 清楚な雰囲気です。
この教会の前から 周辺の展望が見渡せました。



こちらが サン・ミケーレ教会です。 
内部は イコンの壁で内陣を仕切ってありました。 正教会のようです。



何軒かの立派な建物のところに 
パラッツォ(邸宅)であったことを紹介する 案内板が掲示されていました。


ご鑑賞ありがとうございました。


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