街道筋を右に下った所に　大きなバス駐車場があります。
ここで　入場料を払い　景区にむかう専用のシャトルバスに乗り換え
くねくねした道を　約３０分走ります。

１０年前に訪れた時には　
景区への入場券売り場はこの程度の規模でした。
それだけ　観光客が増えているのでしょう。

シャトルバスを降りて　棚田が始まる風雨橋のあるところまで
だらだらの登り坂で　両側には土産物屋が並んでいます。

この風雨橋を渡った先に　門のような建物があり
その先から　狭い石畳の道が　上に伸びています。

少数民族　瑤（ヤオ）族の住んでいる地区で
道沿いに刺繍や藍染めを売る店が並んでいます。
瑤（ヤオ）族の女性は髪を切らないので　長い髪を頭上に丸めています。

店番をしながら
刺繍をしながら
スマホで電話を
しています。

古い生活を守っている
少数民族にも時代は
お構いなく入り込んで
生活を変えているようです。

建てこんだ家並みの
間を石畳の道が
上へ上へと伸びています。
１０年前と比べて
道は整備されていて
建物がかなり増えています。

家は山と山の間の　いわば谷の急な斜面の部分に造られています。
吊脚楼という　細い柱に支えらられた　危なそうな建物が
かなりの密度で　ひしめいています。

建物のひとつひとつは
３階建てや　４階建ての
かなり大きいものです。
普通の民家よりは
民宿や食堂などを
営んでいるところが
多いようです。

展望所に向かう
ほぼ中間辺りの
この建物は尾根の
突き出たところにあって
視界が開けます。　
眼下に棚田が広がります。

季節は４月ですから　田植えにはまだ早いようですが
棚田には水が張ってあります。

龍脊の棚田は　元の時代に造られていて　６５０年もの歴史があります。　
標高３００ｍ〜１１００ｍの　広い範囲に分布しているそうです。

棚田の風景は　田植えから実りの季節まで
それぞれに美しさがあるはずですが　通りすがりの旅人には
季節を選んで何度も訪れることはできません。

尾根に突き出た建物の下に　きれいな曲線を描いて棚田が斜面を下っています。

登りつめた所が　棚田の展望所になっています。
標高は８８０ｍほどありす。　七星伴月棚田展望所で
右手の円形の田んぼを　月に見立てたネーミングのようです。 
七つの星は　どれとどれでしょう。

展望所に向かう最後の坂の手前にも　
刺繍製品を並べた店が出ていました。

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