総集編		トルコの旅から
2009/6の旅		エフェソス

かつてローマ帝国の一部だったアナトリアには　いくつもの都市遺跡があります。
そのひとつが　エフェソス。丘の斜面のかなり広い区域に古代都市が広がっています。
南の入口から入り　石畳の道を通り　北の入口へ向かうコースを歩きました。
エフェソスは　エーゲ海寄りにあった　紀元前２０００年頃から集落ができ
ＢＣ１１世紀にはギリシア人による　アルテミス神殿を中心に栄えた　長い歴史があります。

町の中心地区でもあった　上のアゴラは円柱が並んだ広場になっています。

半円形の劇場は　屋根付きの劇場　オデオン。 下部と上部で石の大きさが違うのは　修復によるものでしょうか。

オデオンの出口にある　アーチの門です。

円柱の並んだ　石畳の　広い直線の下り坂は メインストリートのクレテス通りです。

右手にある　２本柱の並んでいるのが　ドミティアヌス神殿の跡です。

石畳のクレテス通りの 端に突き出して こんなレリーフが ありました。 じゃまな位置にあるので どこかにあったものが ここに置かれたのかも しれません。

クレテス通りは正面に見える図書館の建物に向かって　下って行きます。

左右にヘラクレスの像が立っているのは　ヘラクレス門の跡です。 風化による像の崩れ方が　かなり違っていますね。

トラヤヌスの泉。　原型はもっと背丈が高かったようですが ３角形の屋根の部分がしっかりと残っています。

２世紀に造られたハドリアヌス神殿では修復工事が進んでいました。 アーチの上などのの彫刻は　かなり繊細です。

ケルスス図書館は ２世紀半ばの建物で かなり豪壮に 造られています。 アーチが使われて いないのが他の建物と 違うところです。 道はここで右手に 折れて修復中の 大きな野外劇場を 見ながら　北の出口へと 続いています。

山の斜面を利用して造られた野外劇場は 大きなクレーンを建てて大規模な修復中でした。

エフェソス遺跡で発掘されたものを 展示している博物館が アルテミス神殿跡に近いところにあります。

紀元前にエフェソスに あったアルテミス 神殿跡から出土した アルテミス像が 考古学博物館に 展示されています。 胸にたくさんの乳房が あるのが特徴です。 右は高さ１０ｍあった という像のミニチュアと いわれています。

高さ１０ｍのアルテミス像は神殿の奥に鎮座していて このように見えたのではないかという模型が置いてありました。

▼　聖母マリアの教会　▼

エフェソス遺跡から 南へ行ったところに 聖母マリアの 教会があります。 イエスの死後　 聖母マリアはヨハネに 連れられてこの地で 晩年を過ごしたと 言われています。 石造の建物の中に 小振りのマリア像があり 多くのクリスチャンが 訪れています。

おみくじを枝に結ぶように　願い事をティッシュペーパーに書いて ここに結ぶと　願いがかなうと言います。