総集編 ４

パタゴニアの旅から

２００４年３月の旅

ペリトモレノ氷河

ペリト・モレノ氷河は

チリとの国境にある

大氷原から

琵琶湖の２倍もある

アルゼンチン湖の支流に

流れ込んでいます。

氷河観光基地の町カラファテのからアルゼンチン湖岸を西へ向います。　

カラファテから２時間かかります。

これが展望台からの眺めです。この写真の左側で展望台のある丘と接触しています。

その下に見える小さなトンネルを湖水が流れ　氷を削り、

私たちの訪れた（2004.3.11）３日後に　トンネルは大きく広がって　大崩落を起こしました。

観光船で氷河に近づいて行きます。

高さは高層ビルほどもあるのですが　そのスケールは感じません。

岩と接しているあたりの氷の歪み方がよく分かります。

氷河の上は果てしなく奥へ　雲のかなたへ続いています。

氷河の先端が　かなりの頻度で　崩れ落ちます。

音はだいぶ遅れて聞こえますから　

音が聞こえて振り返っても崩落の瞬間は見逃してしまいます。

パタゴニアのパイネや

イタリアのドロミテで見た

岩山と形が似ています。

氷と岩の違いはあっても

自然の創作物は

似ているのかも知れません。

ガイドさんが　人の来ない穴場に案内してくれました。

時折氷の裂ける、あるいは崩落する音、

そして　風の音が聞こえるほかは　無音の世界です。

崩落した氷が湖面を漂います。観光船は　この視界の右手にいましたから

かなり遠くから氷河の壁を見ていることになります。

右端の傾いた氷が落ちるのを期待していたのですが期待に応えてはくれません。

氷河の先端部は

削りとった岩石が

層を作っています。

このすぐ左手が

大崩落を起こした

トンネルになります。

展望台の下まで降りると　この壁のスケールを実感できます。

展望台ある丘と氷河の先端の距離は　

離れたり　狭まったり　何年かかけて繰り返します。

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