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2017/11UP

277 < ホテル事情 >

今回の南インドの旅での宿泊は、市街から離れたホテルが
何カ所かでありました。聞けば、古い町中は道が狭く、
適当なホテルが無いのだということです。旅先でホテル周辺を
朝夕に散策して、町や人々の様子を見て触れ、
写真素材を探すのも旅の楽しみでもあります。
歳を重ねたツアー客が迷路のような町中で迷い、危険に遭遇し、
思わぬ危行動に走ることがあるかも知れない。
事故の危険を未然に防ぐのもツアー会社の
責務ですから、敢えて町中のホテルを選ばず、隔離状態にして
いるのではと、被害妄想的な思考を反省しました。

278 < 撮影禁止 >

博物館や宗教施設の内部が撮影禁止になっているところは
多々あります。南インドの旅でも何カ所かが撮影禁止でした。
そうした場所に限って、写真に収めておきたい物を
見ることになります。コーチン・ダッチパレスの壁画、
シュリーランガパトナ・夏の宮殿の壁画、マイソール宮殿の
美しい部屋。私の場合、目に焼き付けただけでは
すぐに印象が薄れてしまいます。写真を写すことで、
何度も見直し、次第に深く記憶に刻まれてゆくのです。
撮禁の代換えとして、オフィシャルな絵はがきなど
販売してくれると良いのにと思いました。

279 < カレー敬遠 >

インドの旅では間違いなくカレー料理が多くなります。
香辛料に弱いので、前回のインド旅行では、旅の始めで食事が
できなくなりました。今回の南インドの旅では、
カレーの国でありながら、カレーを食べない、小食に徹すと決めて
ツアーに参加しました。用心のためにカップ麺や
お菓子を用意しました。カレー以外のメニューもありましたので、
お腹が攪乱を起こすことはありませんでした。
しかし、カレーの国でカレーを口にしない、
ワイナリーへ行っても試飲しない旅人は、旅を楽しんで
いると言えるのか我ながら疑問です。

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