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2010/03/UP

184 <初オーロラ>

９月の末、アイスランドの初日の宿泊地、ゲイシールで
オーロラを見ることができました。日中の天気が良かったので
期待はしていたのですが、夜１０時を過ぎて、部屋の外に
出てみると、月明かりの雲が動いている
ように見えました。薄い明かりは暗い空で現われては
ゆらゆらと揺れて消え、また違ったところに現われます。
カメラに収めることもできました。初日にお目に
かかれたことで、またどこかで現われるだろうと
安易に考えたのですが、それ以降は、曇り空や雪、
満月にじゃまをされ、結局、一度だけの対面になりました。

185 <在住日本人>

人口３０万人のアイスランドにも、日本人は在住
しているようで、ツアーに同行してくれたのは在住１０年になる
渡辺さんという女性でした。その語り口や、説明のこまやかさに
経験の深さと、仕事への熱さを感じました。
いろいろあって日本を脱出したとのことですが、
元気にガイドとして活躍し、旅行者を楽しませてくれました。
人口１５００人の、ホフンという小さな村にも、
１歳ほどの子供を連れた日本人のシングルマザーが
住んでいました。子供のおばあちゃんになりたい人が
何人もいて、村の暮らしは悪くはないようです。

186 <凍えるウォッチング>

アイスランドの北にあるフーサヴィークという漁村は
ホエールウォッチングの基地です。前日の雪で
出港が危ぶまれましたが、午後になって出港となりました。
防寒スーツを着込んで漁船を改良した船に乗り込み、
屋根のない甲板のベンチに座り込みました。
周りを雪山で囲まれた冬の海は冷え切っていて、凍える冷気が
体を刺します。１時間ほど湾内を進んでも、クジラもイルカも
気配がなく、空を飛ぶカモメもあまり見かけません。
結局、湾内を３時間ただよい、北極圏の厳しい
寒さ体験で終わりました。実は夏がベストシーズンとか。

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