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2009/09/UP

175 <美術館のセキュリティ>

マドリッドでは、プラド美術館などを回りました。
美術館・博物館へ入場するときには大きな荷物の
持ち込みはできず、空港なみのセキュリティチェックを
受けます。手荷物をＸ線に通し、ベルトも外すように
言われました。ペットボトルの持ち込みも禁止でした。
高尚な美術鑑賞とは似つかわしくない雰囲気にもなります。
鑑賞を終えて外へ出てから、ベルトのないのに気がつきました。
入場口のところへ行って忘れ物を取りに行きたかったのですが、
伝わらず、入場の行列に並ぶように言われ、
ベルトの奪回はなりませんでした。

176 <糸杉鼻炎>

スペイン・グラナダ・アルハンブラ宮殿の入り口近くに
糸杉の並木がありました。 鉛筆のように細長く
空に向かって伸びる絵になる木です。ガイドさんから、
糸杉は「墓地の樹」で、天に向かって伸びるゴシックの
イメージの元という説明を受けました。
と同時に糸杉でも「花粉症」を起こすとの話です。
ちょうど３月。枝先が茶色くなっています。てきめん。
花がむずむずして、くしゃみの連発となりました。
「花粉症」を逃れるはずのこの時期の海外旅行なのに、
と思いましたが、あわててマスクを装着。
あとを引かずに済みました。

177 <ガウディ>

スペイン・バルセロナといえばガウディです。
聖家族教会・サクラダ・ファミリアは高い塔が裏表
８本になり、クレーンの数も写真よりも増えていました。
ほかにも曲線を生かしたいくつかの建物が、
町中に奇妙に調和しています。海をイメージしたという
カサ・バトリョの中に入ると、ブルーのステンドグラスから
射し込む光も、天井や壁の曲線も、海の中を漂う浮遊感が
ありました。丘の上に住宅開発を試みたものの完成しなかった
広い敷地は、グエル公園として市民の公園になり、
今では世界から観光客を集める公園になっています。

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