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2001/05/UP

40 <グループ >

ツアーも何日目かになると、話のあう人、会話の弾む人と

そうでない人たちとグループ化してくることがあります。

不思議と年齢ではありません。食事の座席を選ぶときも、
街を散策するときも自然とグループが固まってしまいます。
全員がまとまって楽しくと考える添乗員さんにとっては
困ったことかもしれません。でも、気のあう人と
一緒に思い出を広げることも旅の大切な楽しみ方ですから、
仕方のないところでしょう。たまたま、
打ち解けにくい人と隣り合わせてしまった時の緊張感、
気の使いようはかなりなもので、疲れるのも事実です。

41 <厠>

中国のトイレについて話に聞いてはいましたが実物を
見てびっくり。街中のレストランでもバスの立寄った
お土産屋でも同様で、トイレ室の中は「大」も衝立で
仕切られただけのドアなしでした。便器もなく溝をまたぐだけ
というのもあって、どちらを向いて用をたせばいいのかも
分かりません。街の中に有料の公厠もありましたが、
床も掃除している気配はありませんでした。どうやらトイレを
きれいにするという考えそのものが中国の人々には
ないように思いました。日本でもほんの少し前まで、
駅や公園のトイレは似たようなものでしたが。

42 <ギャップ >

新市街には高層ビルや高級ホテルが建ち、立派なアパート群が
できている。道路は片道３、４車線もある広々としたものです。

中国･雲南ではどこも都会では建設ブームのまただ中という
感じでした。でも、そこに生活している人々は自転車で通勤し、
リヤカーで野菜を市場に運び、高層ビルの前で露店を広げ、
市場は露店が中心で、昔のままの活気です。官が進める開発に
民の行動がなかなかついて行かない感じでした。改革を進めたい
政府と変わりたくない人々とのギャップが大きい。

官より民が進んでしまった我が国とはその辺が違うようです。

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