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2021/07UP

298 <　初海外から４０年あまり　>

初めての海外旅行は１９８２年でした。
ヨーロッパへの航空路はまだアラスカのアンカレジ経由の
北回りでした。それから４０年も経っていることになります。
成田空港が東京国際空港として開港したのが
１９７８年５月ですから、開港から４年後のことです。
ユーロもまだ採用されていませんでしたから、
国境を越えるたびに両替しなければなりませんでした。
ザルツブルグのような国境の町では　お店の価格は両国の
通貨で表示してあり、どちらの通貨も使えました。
今となってはそうしたことが懐かしい思い出となりました。

299 < 初海外はヨーロッパ　>

４０年ほど前　初めての海外旅行は団体のツアーではなく　
いまで言う個人旅行でした。オーストリア、ドイツ、
スイス、フランス、デンマークとヨーロッパの国をめぐりました。
訪問先のホテル予約は入れもらいましたが　
移動はユーレイルパスを活用した鉄道の旅にしました。
いまはなくなってしまったトーマスクックの
世界鉄道時刻表を見ながらの旅でした。座席予約の面倒はなく　
駅の表示もよく分からず乗り換えも一苦労しました。
列車の遅れなどがあってあわてることもありましたが　
鉄道旅ならではの好印象が残っています。

300 < 一番を選べない　>

今まで行ったところでどこが一番よかったですか　
と聞かれることがありました。しかし、私はそれに
答えることができません。金子みすずさんではありませんが
「みんなちがってみんないい」が素直な答えなのです。
現地ガイドの力量やホテルのレベル　バスの乗り心地などに
違いはあります。しかし　旅の質の差はあったとしても　
豊かな国も　そうでない国もそれぞれに違った味わいがあり　
その国を知ること見ること　人々と触れあうことで
それぞれに違った印象が残ります。
さいわい　この旅は失敗と思ったことはありません。

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